リアファル
神戸新聞杯を制したリアファルはやはり優勝候補筆頭。ダート畑出身ですが芝に転向しわずか2戦で菊花賞最有力馬の集まるトライアル神戸新聞杯に優勝できる地力はやはりフロックとは見られません。また、ダート時代に争った馬も次世代のホッコータルマエとも言われながら無念の急死を迎えたクロスクリーガー。ダート路線でも決して無残な敗戦を刻んできたわけではありません。
サトノラーゼン
セントライト記念では得意の形に持って行く前に馬群にのまれ捲りきれずの7着と残念な結果となってしまいましたが、不調による敗北ではなくレース後の調教でも調子は悪化していません。菊花賞本番ではセントライト記念よりも距離が伸びるため、追い越しをかけるタイミングもたっぷり用意されています。展開による敗北、という可能性が減る分地力のある里のラーゼンはやはり捨て切れません。
スティーグリッツ
事前の1番人気、2番人気だけあげたのではおもしろくないから奇をてらいに来たと思われるかもしれませんが、割とまじめに3番目につけても問題ないくらいにスティーグリッツを評価しています。直前の坂路調教でも4F53.6秒とサトノラーゼンを上回るタイムを持っていますし、前走の九十九里特別の2,500mという距離が肝になります。スピリッツミノル以外の他の馬は神戸新聞杯の2,400が最長の挑戦となり、3,000mを走らなければいけない菊花賞において最長距離を走り勝利した経験のあるスティーグリッツはレース格や地力の差を考慮しても十分に好位に差し込む可能性が高いと思います。スピリッツミノルは前走2,600mを走っていますが、14着だったので参考外ということで。
また、サトノラーゼンと同じような評価をリアルスティールにも下してもよいとも思いますが、若干神戸新聞杯時に距離が目一杯だったのではないかと感じさせる部分があったぶぶんがサトノラーゼンとの評価の差になりました。