菊花賞2015出走予定馬まとめ

2015年第76回菊花賞の出走予定馬は現時点で全19頭、フルゲートで18頭なのでこのままキャンセルがなければ優先出走権なしで習得賞金の一番少ないミコラソンは出走除外となりますが、その次に賞金の少ないレントラーが昨日の自己条件である1000万下のレースに出走。連闘は滅多に見られないため、レントラーは菊花賞を中止し、他路線へ進む可能性が高まり、ミコラソンの出走の可能性も高いのではないかと見られています。

ミコラソンにせよ、レントラーにせよ、どちらも3歳牡馬クラシック最後のレースを争うには実績的に一歩劣る感があるものの、こういった馬が勝たないとも限らないのが競馬の醍醐味でもあるわけで、諦めて別路線にいくレントラーを非難するわけではないですが、少し残念ですね。そのぶんミコラソンにはなんとか手にしたチャンスを精一杯ものにしていただきたいです。

反対に収得賞金第一位のサトノラーゼンは、トライアルのセントライト記念に出走するも7位の惨敗で、優先出走権は得られませんでした。例年のデータをみると、神戸新聞杯路線のほうが菊花賞では優位にあるはずなのですが、今年は本命にもなりうるミュゼエイリアン、キタサンブラックなどもセントライト記念を選択してきました。

netkeibaの予想オッズなどを見ると神戸新聞杯からのリアファルやリアルスティールなどが人気となっており、セントライト記念路線で言えばサトノラーゼンが三番人気、キタサンブラックは5番人気となっています。やはり、過去のデータを重視し、リアファルを推す方が多いということでしょう。

では、そのリアファルなのですが前哨戦、神戸新聞杯では見事な逃げ切りを見せた逃げ馬ですが、実は芝でのレース実績は今のところ2戦、菊花賞でようやく3戦目になる、ダート出身です。菊花賞の3,000mという長距離は逃げ馬のリアファルにとってどう展開するのか非常に予想が難しい面もあり、過去のデータ上神戸新聞杯優勝馬が優位だから、という理由だけで推すのは少し早計にも思えます。が、実際に神戸新聞杯のときに見せた逃げっぷりとゴール前でもスピードの落ちない感じをみるに、まだまだ行けるとも思えてしまいます。

そして、神戸新聞杯では無念の2着となったリアルスティールは皐月賞2着、ダービー4着と常に良い位置につけながら、今年の二月共同通信杯以来勝利自体はないという体たらく。とは言え、共同通信杯では怪我により残念ながら休養中である今年の三歳牡馬絶対王者的存在であるドゥラメンテを下しており、今回ドゥラメンテのいない菊花賞においては、絶対に勝たなくてはならない存在でもあります。

予想において軸となるのは、やはり実績とは吊り合わない1番人気であるリアファルを採用するか切るか、ここが最初に大事になる焦点ではないかと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です