菊花賞歴代データから今年の展望を予想!

菊花賞の登録馬が発表され出走馬もいよいよ固まってきました。今年の特別登録は19頭、取り消しのない限りは賞金順でミコラソンが除外対象となっています。優先出走を得た5頭中注目は賞金順で言えば17位タイのジュンツバサ。朝日杯セントライト記念で3着に滑り込み一気にステップアップの構えです。

菊花賞で優勝、連対、複勝圏内に入る馬のデータを探るため、過去のレコードや歴代優勝馬などの類似点を調査するのが一番の近道。データとして普遍的であるのはやはりコース適正をはかりやすいローテーションやステップレースでの勝率などが参考となりやすいです。

菊花賞のトライアルレースは先ほども少し触れた朝日杯セントライト記念と神戸新聞杯の2つがありますが、過去の優勝馬を10年単位で見てみると、9頭が神戸新聞杯からの優先出走馬です。2009年のスリーロールス以外はずっと神戸新聞杯の3着以内から優勝馬を出している、既に優勝馬については結論が三分の一まで絞れていると言っても過言ではないのです。

ちなみに2015年の菊花賞出走馬中神戸新聞杯路線から出走する3頭はリアファル、リアルスティール、トーセンバジルです。特にリアルスティールは皐月賞2着、ダービー4着と常に良い位置につけながらも優勝を逃してきた苦い経験を持つ馬ですが、最大のライバルであるドゥラメンテが不在の今回も外してしまうようだと今後の人気にかなり影響を与えてしまう一戦となるでしょう。

とはいえ、今年はドゥラメンテだけが強いわけではありません。キタサンブラックもダービーでは14着と崩れてしまいましたが、セントライト記念では見事に優勝し、優先出走権を切符に菊花賞へ出走します。

それでも、やはり過去のデータを信用するならば軸とするのは神戸新聞杯3頭から選びたいところ。ただし、過去10年で2着、3着に2頭ずつセントライト記念路線からの入着馬がいますので、紐としてならば十分選択肢に入ります。ちなみに、神戸新聞杯路線からは優先出走権持ちだけで5頭、2頭いますので、優先順位的にはやはりこちらも神戸新聞杯経由での出走馬を推したいところです。

過去10年中9頭の神戸新聞杯路線からの優勝馬のそれぞれの神戸新聞杯での着順は1着、3着が4頭ずつの2着が1頭でした。2着だけ少ないですが、2着出身馬に何かある根拠も見いだせないので、たんなる偏りでしかなく、1着~3着まではそこまで偏差がないのではないかと思います。

今年のリアファル、リアルスティール、トーセンバジルの三連複など思考停止にも近いものがありますが、案外的中してしまうこともありうるでしょう。ひとまず、これから開催まで馬券の取捨選択に役立つ、各馬の優劣を見極める情報が出てくるのを待ちましょう。

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